日本体力医学会レポート(3)

皆さんは、「認知症」という病気をご存知かと思います。
少し前までは、「痴呆症」などと呼ばれていました。
この病気は、脳の萎縮によって発症します。

脳の「海馬」という部位は、記憶を司っているのですが、
この部位の神経細胞が運動によって増殖するという、最新のデータが
東北大学の藤本敏彦先生より示されました。
また、有酸素能力が高い高齢者ほど、脳構造の萎縮が少ない、
有酸素トレーニングにより脳の萎縮が食い止められる
といった研究結果が先生より紹介されました。

現在、「認知症」は、生活習慣病の一つとして位置づけられようとされています。
つまり、メタボリック症候群と同じなのです。
ということは、運動を続けていればメタボにならないのと同じように、
「認知症」にもかからない、という訳です。
>>> 藤本先生のホームページ

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